明日香法について


明日香法(あすかほう)(ただ)しくは「明日香村(あすかむら)における歴史的(れきしてき)風土(ふうど)保全(ほぜん)(およ)生活環境(せいかつかんきょう)整備等(せいびとう)(かん)する特別(とくべつ)措置(そち)(ほう)

 

明日香法ができた経緯

1970(昭和(しょうわ)45)(ねん)佐藤首相(さとうしゅしょう)官房長官(かんぼうちょうかん)運輸相(うんゆしょう)通産相(つうさんしょう)総理府長官(そうりふちょうかん)などとともに、明日香村(あすかむら)視察(しさつ)にこられました。そのきっかけをつくったのが、明日香村(あすかむら)()せられ、この()(うつ)()んだ漢方医(かんぽうい)御井敬三(みいけいぞう)さんでした。
御井(みい)さんは、住宅開発(じゅうたくかいはつ)(なみ)橿原(かしはら)(ほう)から甘樫丘(あまかしのおか)のすぐ西側(にしがわ)まで(せま)ってきている(なか)明日香村(あすかむら)(むかし)ながらの風景(ふうけい)(なん)とかこのままの(うつく)しい姿(すがた)(のこ)ってほしいと(かんが)えました。
御井(みい)さんは、このような明日香村(あすかむら)(たい)する(あつ)(おも)いを、佐藤首相(さとうしゅしょう)(こえ)のメッセージで(おく)りました。そのことがきっかけになって佐藤首相(さとうしゅしょう)来村(らいそん)され、また、明日香村(あすかむら)(あい)する(ひと)たちの(こえ)(ささ)えられて、新聞(しんぶん)、テレビをはじめとするマスコミが一斉(いっせい)明日香村(あすかむら)古都保存(ことほぞん)のキャンペーンへと()(ひろ)げるに(いた)りました。
(また)国会議員(こっかいぎいん)による「飛鳥(あすか)古京(こきょう)(まも)議員(ぎいん)連盟(れんめい)」が発足(ほっそく)活発(かっぱつ)活動(かつどう)(はじ)まり、12(がつ)には、「飛鳥地方(あすかちほう)における歴史的(れきしてき)風土(ふうど)および文化財(ぶんかざい)保存等(ほぞんとう)(かん)する方策(ほうさく)について」閣議(かくぎ)決定(けってい)され、道路(どうろ)整備(せいび)国立飛鳥資料館(こくりつあすかしりょうかん)建設(けんせつ)・飛鳥国営(こくえい)公園(こうえん)設置(せっち)飛鳥(あすか)保存財団(ほぞんざいだん)設立(せつりつ)研修宿泊施設(けんしゅうしゅくはくしせつ)建設(けんせつ)特別保存地区(とくべつほぞんちく)指定(してい)遺跡(いせき)保存(ほぞん)発掘調査(はっくつちょうさ)(すす)めることが()められました。

この閣議決定(かくぎけってい)現在(げんざい)明日香法(あすかほう)出発点(しゅっぱつてん)となっています。

学者(がくしゃ)でも明日香村民(あすかそんみん)でもない一人(ひとり)民間人(みんかんじん)が、ときの首相(しゅしょう)(うご)かしました。1970(ねん)6(がつ)28(にち)甘樫丘(あまかしのおか)にやってきた佐藤首相(さとうしゅしょう)は、「直接(ちょくせつ)には、飛鳥(あすか)保存(ほぞん)国民的課題(こくみんてきかだい)となったからだが、御井(みい)さんのテープを()いて、ぜひ明日香(あすか)をおとずれたいと(おも)った」と(かた)りました。

 

明日香法の内容について

明日香村(あすかむら)遺産(いさん)文化財(ぶんかざい)十分(じゅうぶん)保護(ほご)すること、自然(しぜん)(なか)歴史(れきし)文化(ぶんか)(かんじ)じさせる景観(けいかん)をこわさないように維持(いじ)すること、そしてまた、住民(じゅうみん)生活(せいかつ)安定(あんてい)をはかることを目的(もくてき)として、1980(昭和(しょうわ)55)(ねん)5(がつ)、「明日香法(あすかほう)」が施行(せこう)されました。

この明日香法(あすかほう)内容(ないよう)は、(おお)きく()けると(つぎ)の2つから構成(こうせい)されています。

 

歴史的風土(れきしてきふうど)維持(いじ)保存(ほぞん)目的(もくてき)としたもの
明日香村(あすかむら)全体(ぜんたい)(だい)1種地区(しゅちく)(だい)2種地区(しゅちく)()けています。

  • (だい)1種地区(しゅちく)石舞台(いしぶたい)高松塚(たかまつづか)岡寺(おかでら)伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)甘樫丘(あまかしのおか)など、歴史的風土(れきしてきふうど)維持(いじ)保存(ほぞん)必要(ひつよう)とする地域(ちいき)であるため、現状(げんじょう)変更(へんこう)をきびしく抑制(よくせい)している地域(ちいき)をいいます。
  •   
  • (だい)2種地区(しゅちく(だい)1種地区(しゅちく)以外(いがい)地域(ちいき)のなかで、(いちじる)しい現状(げんじょう)変化(へんか)については、抑制(よくせい)されている地域(ちいき)をいいます。

 

住民(じゅうみん)生活(せいかつ)安定(あんてい)目的(もくてき)としたもの

  1. 明日香村(あすかむら)歴史的風土(れきしてきふうど)維持(いじ)保存(ほぞん)同時(どうじ)に、明日香村(あすかむら)生活環境(せいかつかんきょう)(ととの)え、さらに明日香村(あすかむら)発展(はってん)させていくことを目的(もくてき)としています。
    道路(どうろ)下水道(げすいどう)公園(こうえん)教育(きょういく)施設(しせつ)農業用道路(のうぎょうようどうろ)などの整備(せいび)計画的(けいかくてき)(すす)めていきます。

  2. 明日香村(あすかむら)整備基金(せいびききん)(もう)けて、歴史的風土(れきしてきふうど)保存(ほぞん)をはかるために行われる事業(じぎょう)をいいます。
    事業(じぎょう)内容(ないよう)は、(つぎ)のようなものです。
    • 村内(そんない)建物(たてもの)屋根(やね)(かべ)(いろ)には規制(きせい)があるため、その費用(ひよう)一部(いちぶ)助成(じょせい)する事業(じぎょう)
    • 史跡(しせき)周辺(しゅうへん)のごみかごの設置(せっち)などをはじめとする環境美化(かんきょうびか)にたいする補助(ほじょ)事業(じぎょう)
    • 農業用道路(のうぎょうようどうろ)水路(すいろ)整備事業(せいびじぎょう)
    • 各大字(かくだいじ)集会所(しゅうかいしょ)設置(せっち)
    • 農業(のうぎょう)林業(りんぎょう)のにない()育成(いくせい)する事業(じぎょう)

 

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